皆さまいかがお過ごしでしょうか?
Blancaのクリスタルヒーラーtamakiです
水晶のもっとも深いところ
玉ねぎで言う所の芯の部分についてのお話しです
名を付けて意味を持たせてもてあそぶ
名前は個性を記号に押し込め
役割は感動をさらい窮屈な世界に閉じ込めた
河原の石には僕にしか見えない輝きがあって
踏みつけた草には心をたどる特別な香りがある
名も知らぬなにものかの哮り声
秋でも冬でもない風の肌触り
ただそばにあって
僕のためだけに何かを感じさせてくれる
闇夜の葉擦れに身のすくむようなたぎりとは別の
どこからかやってくる心の音
怒りを声に出してみた
驚きを絵に描いた
喜びで手を取り合った
名も知らぬ誰かと
どう感じているのだろう
感じてほしい
だから僕は伝えたくて愛と呼び
輝きに名をつけ香りに意味を持たせ間違いをなくし
すべてを窮屈な世界にきゅっと押し込んだ
僕の素敵なものが大切なものであるように
誰かにとって意味があるものは僕にとって意味があるように
小さな世界に鍵をかけ
宝石のように真っ暗闇に大切にしまった
僕は大きな世界のひとつだった
ゴロゴロわさわさ飛んだり跳ねたりもぐったり
色となり音となり風となり
彼らが僕の意味を知らないように
僕も彼らの意味を知らない
すべてが大切だった
そんな記憶が鍵をかけてしまってある
tamaki