K2 Azurite in Granite
K2 アズライト イン グラナイト
喜びの発見
あちらこちらを見渡して
行ったり来たりに意気揚々
見たり聞いたり有頂天
遠くの街までやって来て確かに君は見つかった
僕はそこにはいなかった
探しものを見つけるために
かなり遠くに来てみたけれど
いったい何を探していたんだろう
遠くを見たら見えなくて
近くを見たらぼやけてた
さあ帰ろう
僕はいつでもここにいるから
tamaki
K2 Azurite pendant
K2アズライトペンダント
K2 Azurite Tumble stone
K2アズライトタンブルポリッシュ
花崗岩とアズライトが共生した石らしい
それもパキスタンのK2という
世界で2番目に高い聖なる山から出たらしい
そんな衝撃のデビューを飾ったこのクリスタル
2012年頃のことでした
その時点で、白地に描かれた青いスポットが
アズライトであること
K2で産出したということは不明瞭のまま
にもかかわらず
かなりの注目を集めました
花崗岩にアズライトはあり得ない!染めているはずだ
いや染めではなく別の鉱物だ
ソーダライトだラズライトだと
海外の鉱物愛好家の間では
喧々諤々の論争が繰り広げられました
それくらい珍しかったんですね
分かっていることもあったんです
2006年頃に、パキスタンのスカルドゥで
取引が行われていたこと
そこからしばらくして原料がアメリカに渡り
2013年頃から流通しだしたこと
最終的には、H & Eの
ロバートシモンズが取り扱ったことで
人気や市場価格が上がったこと
まだ何もわかっていないこの不思議なクリスタルに
皆が惹きつけられて
あっという間に全世界に広がっていきました
そこまで知名度が上がり
かつ、ロバートシモンズが扱ったとなれば
何の鉱物でどこから来たかなんてことは
どうでもよくなってしまうのがこの業界
そこから、このクリスタルの知見が深まることは
一切ありませんでした
その頃、tamakiさんも
ツーソンでこのクリスタルと出逢っているんです
ただ、花崗岩という石の特徴から考えられる
産出量から導き出される適正価格と
市場価格との乖離が大きすぎたんです
ロバートシモンズが扱っているというのも
正直なところ問題点でした
なぜなら
入手がものすごく困難というわけではない
ということを示していますから
ですので、この異常な
「スピリチュアルな新しい石特需」が終わって
価格が落ち着くまで待つことにしたんです
案の定、それからも供給量は落ちることなく
流通価格も少しづつ落ち着き
わたしたちが考える適正価格に近付いていきました
そうやって、待ちに待って
ようやくtamakiさんが手にしたのは
2016年のツーソン
その間に、香港のサプライヤーが作った
ビーズの流通が始まり
日本ではちょっとしたブームになっていました
ただその時点でも
青いスポットがアズライトなのか
本当にK2で産出したのかは不明のまま
価格が落ち着いて
やっとBlancaで扱えることになったとはいえ
ニューエイジ的な見地だけで
お茶を濁すわけにはいきません
鉱物種・出自・クリスタルメッセージ
このバランスが整ってこそのクリスタルショップです
ということで調べに調べました
まず、アズライトであることは
世界中の鉱物愛好家や専門家による分析から
十中八九間違いないだろうと
事実、2017年には
分析レポートもネットに上がっています
あとは産地
さすがにK2ではないことは常識で考えて分かります
調べた結果、分かったことは2点だけ
① 山の崩落で見つかったこと
② 国際空港のあるスカルドゥに近いこと
ですので、お取り扱い当初
BlancaのPOP表記は
石名「アズライト イン グラナイト」
産地は「パキスタン・ギルギット-バルチスタン州北部
K2の周りの山の麓のどこか」
としていました
そこから2年後の2019年
とうとう産地が明確になったんです
2018年頃には「カプルー」だろうということは
分かってはいたんですけどね
より詳しく
K2からはかなり離れていますね
やはり流通の起点となるスカルドゥからは近いです
ただ、細かい場所が分かると
現地の写真を見てこう想いませんか?
「K2で採れたと言う必要がある?」って
おそらく、このクリスタルの鉱床は
広範囲に存在しているはずです
ただ、唯一この場所でだけに姿を現した
それも山の斜面の崩落で
そこには何かの意図を感じずにはいられません
K2から出なきゃいけない理由はないですよね
この石の出現をきっかけに
現地では地質調査が行われたそうです
その結果、この場所の岩々には
金と銅、希少金属の含有が認められ
現在、国にさらなる調査援助を働きかけており
経済発展への取り組みが始まろう…
いや、難しいでしょうね
未だ、花崗岩石材としての供給も始まっていませんし
需要を掘り起こすことも出来ていません
まずは、ビジネスとしての基盤が
出来上がってからじゃないと
その先を目指すのは難しいでしょう
今は、この他に類を見ないクリスタルの
ジェムストーンとしての需要に応えながら
どこかからの資金流入を待つしかない
そんな気がします
ただ、供給自体が
そう長くは続かないんじゃないかと
予想しています
ちょっと支離滅裂な内容でしたが
なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
最後になりますが
今後、このクリスタルをどう呼ぶか
tamakiさんと話し合いました
何も分かっていなかった時には
さすがに「K2」の呼び名ははばかられましたので
アズライト イン グラナイトとしていましたが
今現在、産地はハッキリしています
K2…遠い…確かに遠いけど
見えてんじゃん
近くの山陵には「K2ビューポイント」もあり
この地に住む人たちにとって
K2は大切な山だということも分かりました
その想いを汲むとするならば
当然Blancaでも「K2アズライト」ですよね
はるか遠くにK2を望む山の麓に姿を現した
奇跡のクリスタル
もしどこかで出逢うことがあればぜひ
手に取ってみて下さい
皆さまとK2アズライトの素敵な出逢いを願い
石がお好きな方には
もうご説明の必要はないとは思いますので簡単に
この石はグラナイト
いわゆる御影石と同じ花崗岩です
主成分は石英(灰色)とカリ長石(茶)・斜長石(白)
そして、全体の1割ほどの有色鉱物
黒いぶつぶつの黒雲母と角閃石
白雲母などで構成された岩石です
と、そんな花崗岩に
なぜかアズライトやマラカイトが混入しているという
とても不思議な石
火成岩形成時なのか、二次的なのか
その混入のメカニズムはまだ分かっていません
4千万年前、インド亜大陸が北上し
ユーラシア大陸に衝突した際の隆起により形成された
ヒマラヤ山脈やK2のあるカラコルム山脈には
地殻から上昇した花崗岩が
広範囲に広がっています
ですが、それら山脈を国土に含むどの国でも
このアズライトが混ざった花崗岩は
今のところ見つかっていません
カプルーの山の斜面での採石の様子です
ここまで分かっていても、色々と半信半疑でしたが
足元の石、確かに青いスポットがあります
珍しいことですが
このクリスタルに偽物は存在していません
どの国のどこのお店で販売しているものも
同じ産地から届けられたものです
ですので、今回の説明は
K2アズライトだろうが、K2ブルーだろうが
すべてに当てはまる内容となっています
であるにもかかわらず
販売店ごとの価格の開きは
すさまじいものとなっていますよね
両者に何か違いがあるかのように
何も違いはありません
話は簡単で、流通初期は
その未知なる石への期待感と
有名ヒーラーのブランディングで価格が高騰した
ただ、その後
想像したよりも長く続く供給から
早めに売り抜けようと投げ売るお店さんも増え
価格がどんどん下がった
それらが交錯しているのが今の状況だと思います
これは、海外メーカー側でも起こっている
右往左往な気がします
誰も何も説明できない中で
価値が伝えられず、人気に火が付かなかったのも
ひとつの要因ではないでしょうか
とはいえ、長年の経験から
このクリスタルの供給は
そう長くは続かないと見ています
どこかでピタッと止まる
ですので、希少性や流通の難しさを考えると
オーシャンジャスパーくらいに落ち着くのかな?
そう予想しています
とまぁ…そんなおかしな状況を
わたしたちが変えることが出来るとも思えませんが
このクリスタルの素晴らしさの一端でも
皆さまにお伝え出来たらと思い
今回、ページを作らせていただきました
もし、どこかのお店でこのクリスタルと出会ったなら
ぜひとも手に取ってみて下さい
本当に素敵なクリスタルです
NEW ◆ K2 Azurite / in Granite ◆
Crystal :K2 アズライト / イン グラナイト
Material : silver 950
Mine : パキスタン・ギルギット-バルチスタン州
ガンチェ地区/・カプルー
size : L / 61mm(バチカン含む) X 39mm X 8mm
Weight / 26g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/60cm(メッキ)/短く出来ます
48,000 yen (税込み)/ 西新店からの発送
今回の写真については
色味の加工は行っていませんが
撮影場所の日照やカメラのレンズの影響で
肉眼で見るより、紫の色味が強く出てしまっています
ですので、iPhoneにて日陰で撮影した写真も
併せてご紹介いたします
出会いの参考となれば幸いです
NEW ◆ K2 Azurite / in Granite ◆
Crystal :K2 アズライト / イン グラナイト
Material : 蝋引き紐
Mine : パキスタン・ギルギット-バルチスタン州
ガンチェ地区/・カプルー
size : L / 35mm(バチカン含む) X 25mm X 4mm
Weight / 10g*おおよそのサイズです
*ネックレス部分/最長100cm/ご自身でサイズ調整が可能です
12,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送
こちらの商品に関しましては
お直し、リペアが出来ませんので
あらかじめご了承くださいませ
▶ 2016年のツーソンショーで出逢ったK2アズライトのタンブルです ◀
NEW ◆ K2 Azurite / in Granite ◆
Crystal :K2 アズライト / イン グラナイト
Mine : パキスタン・ギルギット-バルチスタン州
ガンチェ地区/・カプルー
size : L / 30~40mm X 22~30mm X 4~8mm
2,500~4,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送