Lbradorite Madagascar
ラブラドライト / マダガスカル
望む結果、望まない結果
誰かの目線
わたしたちが得た一瞬の喜びや悲しみは
色も匂いも音もなく膨満し
鈍い眠りと気だるい朝を与えている
自由を失い、可能性は奪われ
ただ、前や後ろに進んだり下がったりして
喜んだり悲しんだり怒ったりを
際限なく繰り返す毎日
だから何が言いたいかというと
ココロだけは誰にも縛られず
危険を受け入れ、言い訳を捨て、未来に背を向けず
気ままにあるがままに自由に
求め続けよう
tamaki
Labradorite objet
Labradorite Palm stone
Labradorite Pendant
Labradorite Loose
1771年、カナダ北東部のラブラドル半島に
ネーンという町を設立したラトヴィアの宣教師によって
この石が発見され、地名にちなみ
ラブラドライトの名が付けられました
彼らが最初に発見したポール島の海岸沿いでは
現在も操業が続いており
建材などに使用される良質な花崗岩はもとより
州を代表する宝石として
ラブラドライトの採掘が行われています
カナダ、ポール島での発見後
同様の岩体からなる、グリーンランドや
アイスランド周辺の島々でも鉱床が見つかり
その分布域は、大西洋を挟んだ
スカンジナビア半島にまで及んでいます
半島の最も内側に位置するフィンランドで
最初に見つかったラブラドライトは
黒い地色と虹色の光彩のコントラストが非常に美しく
スペクトロライトの名前が付けられ
長年、世界中の愛好家の間で
高い人気を誇っています
スペクトロライトは、第二次大戦中の1940年
ソ連との国境線に沿って造られた
対戦車用の防壁「サルパライン」の建造中に
作業員により発見されました
そして、その発見者の兄である
地質学者のアーネ・ライタカリにより
スペクトロライトと名付けられたとされています
その後の探索で、南カレリア地域の街
ユラマー(現ラッペーンランタ)に鉱床が見つかり
国石である花崗岩と共に
フィンランドを代表する宝石として
現在も採掘が続いています
マダガスカルのラブラドライトが
誰の手でいつ見つかり
どのように流通が始まったのかは
明確になっていません
分かっているのは、2000年にはすでに
マダガスカル南部、アッチモ・アンドレファナ地域の
アンパニヒ地区にある二つの自治体
フォタドゥルヴォとマニリーで
建材用花崗岩の採石が始まっていたこと
そして、その副産物として
ジェムクォリティーのラブラドライトが採取され
世界中に流通していたことだけ
わたしがこの世界に入った1990年代には
すでに「定番のパワーストーン」として
マーケットに存在していましたから
その歴史は、想像よりかなり古いのかもしれません
マダガスカルでのラブラドライトの産出については
海外資本との合弁事業の設立や
鉱業にまつわる法律の改定など
この10年でかなり紆余曲折があったようです
現在は、10社ほどあった採石会社も2か所に減り
ジェムクォリティーの原石に至っては
マニリーに採石場を持つ1社からのみとなっています
2009年ごろから始まった新しい資本の参加で
新しい採石場の開発が
盛んに行われるようになり
それに伴い、花崗岩石材の品質はもとより
ジェムクォリティーの原石も
品質が格段に向上したと言われています
事実、カナダやフィンランドを凌ぐほどの
大変美しいラブラドライトが
マダガスカルから届けられるようになりました
長く石がお好きな方は、2014年くらいから
ラブラドライトの品質が妙に上がったのを
覚えていらっしゃるかと思います
もちろん、含侵処理など
原石の品質を向上させるための
加工プロセスが変わったこともありますが
事業規模の拡大による産出量の増加も
要因として大きいかと思います
今後の見通しとしては
本業である花崗岩資材の採石に伴って出た
ジェムクォリティーの原石のストックが
かなりの量で現地に残っているとされており
流通量が減少する心配はなさそうです
ただ、引き続き順調に
現地での採石や製品製造、輸出が行われるかは
採石会社の経営状況次第ですので
ストックされているジェムクォリティーの原石が
今後どのように活かされ、事業として発展していくか
非常に楽しみなところです
宝石としても有名な
ラブラドライトやムーンストーンは
長石(フェルドスパー)という鉱物です
長石は、複数の同種鉱物を総称した
鉱物グループの呼称であり
地球の地殻中に最も多い造岩鉱物で
花崗岩・玄武岩などの火成岩
変成岩や堆積岩に含まれ
地殻全体の60%を占めるとされています
上記の図の通り、長石グループは
主に3つの元素
カリウム・ナトリウム・カルシウムを端成分とした
① カリ長石(正長石) ② ナトリウム長石(曹長石)
③ カルシウム長石(灰長石)の3成分系と
その3成分系が混合して形成された
複数の変種で構成されています
【アルカリ長石グループ】と呼ばれる
カリウム長石~ナトリウム長石の体系には
生成時の温度によって生じた変種が存在し
【斜長石グループ】と呼ばれる
ナトリウム長石~カルシウム長石の体系には
混合した端成分の割合に応じて
4つの変種が存在します
今回、ご紹介するラブラドライトは
【斜長石グループ】に属し
ナトリウム、カルシウムを端成分とする
曹長石と灰長石の混合の割合が
50~30 : 50~70の変種の斜長石で
曹灰長石と呼ばれています
混合といっても
それぞれの成分が溶け合っているわけではなく
薄膜状に折り重なって層のように結晶しており
ラブラドレッセンスと呼ばれる
ラブラドライト特有の光学効果は
その層の境界の入る光の反射により現れています
もちろん、ラブラドライトには
ムーンストーンのようなシラー効果に近いものもあり
おそらくは、曹灰長石の結晶の違いだったり
同系列のアンデシンやバイトウナイトとの
絡みもあるかと思いますが
難しくなるので、ここでの言及は避けます
曹灰長石であれば
すべてに何かしらの光彩が現れるのかというと
もちろんそうではありません
基本、これらの長石は
花崗岩など、深成岩の構成鉱物としての産出が主です
宝飾品に加工できるような
巨晶や自形結晶の原石
更に、光学効果を示すような原石となると
非常に少なく、産出も特定の地域に限られています
ですので、大量に採石されるタイルなどの資材原石と
宝飾品としての原石は別もの
そう考えていただけると
その希少性が分かりやすいかと思います
先にも書いた通り、ラブラドライトは
わたしたちがこの世界に入った1990年代から
当然のように身近にあったクリスタルです
色とりどりの色彩が
光と共に現れる美しい表情に
石の楽しさを初めて知ったという方も
多いのではないでしょうか
もちろん現在のように
ラブラドライト自体が透き通っていたり
青いイリデッセンスががぎらぎらしている
なんてことは稀でしたが
それでも人気の高いクリスタルでしたし
その人気の割には
手に取りやすいクリスタルでした
ただ、この10年の状況を見ていると
これは他のクリスタルにも言えることですが
平均的な品質が上がり過ぎているように思います
貴石には貴石の
ジェムストーンにはジェムストーンの
楽しみ方、嗜み方があります
ジェムストーンに、貴石の価値基準を
求めすぎているきらいがあります
もちろん、美しいものには犠牲が伴います
ただ、それを追い求めすぎると
「過度な採掘」「品質が劣る部分の切り捨て」に
犠牲をいとわず突き進むことになる
過度に品質や透明感、光彩の色にこだわらず
光が織りなす様々な表情を楽しむ
地球からの恵みとして与えられたことに
喜び感謝する
それが、ラブラドライトの
本来の楽しみ方のように思います
NEW ◆ Labradorite / Pendant ◆
Crystal :ラブラドライト
Material : silver 950
Mine : マダガスカル・アッチモ=アンドレファナ地域
アンパニヒ地区・マニリー・ボコナッキーアボーン村
size : L / 37mm(バチカン含む) X 20mm X 7mm
Weight / 8g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/50cm(メッキ)/短く出来ます
39,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送
NEW ◆ Labradorite / Pendant ◆
Crystal :ラブラドライト
Material : silver 950
Mine : マダガスカル・アッチモ=アンドレファナ地域
アンパニヒ地区・マニリー・ボコナッキーアボーン村
size : L / 38mm(バチカン含む) X 20mm X 7mm
Weight / 6g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/50cm(メッキ)/短く出来ます
39,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送
NEW ◆ Labradorite / Pendant ◆
Crystal :ラブラドライト
Material : silver 950
Mine : マダガスカル・アッチモ=アンドレファナ地域
アンパニヒ地区・マニリー・ボコナッキーアボーン村
size : L / 35mm(バチカン含む) X 20mm X 7mm
Weight / 6g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/50cm(メッキ)/短く出来ます
39,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送
NEW ◆ Labradorite / Pendant ◆
Crystal :ラブラドライト
Material : silver 950
Mine : マダガスカル・アッチモ=アンドレファナ地域
アンパニヒ地区・マニリー・ボコナッキーアボーン村
size : L / 43mm(バチカン含む) X 20mm X 7mm
Weight / 9g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/50cm(メッキ)/短く出来ます
39,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送
このクリスタルは
ラブラドライトと同じ曹灰長石ですが
白や透明の地色に
ブルー系のアデュラレッセンスが出ることから
レインボームーンストーンという宝石名で
呼ばれています
今回、tamakiさんの宝箱に
長い間、大切にしまっていた
レインボームーンストーンのルースの内
一番大きなピースを用いて1点だけ製作しました
NEW ◆ Rainbow moon stone / Pendant ◆
Crystal :レインボームーンストーン
Material : silver 950
Mine : インド
size : L / 33mm(バチカン含む) X 12mm
Weight / 4g*おおよそのサイズです
*お付けしているサービスチェーン/50cm(メッキ)/短く出来ます
39,800 yen (税込み)/ 西新店からの発送